介護問題について

実際に起きた!コロナ濃厚接触者対応での時系列!各事業者間の対応方法!【在宅利用者編】

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在宅利用者でのコロナ感染・濃厚接触者での事例紹介

デイサービス利用後にコロナ濃厚接触者として認定された際の対応

令和2年12月 利用者 A様 年齢88歳 要介護5 施設Aに入居中の方が、デイサービス利用後にコロナ濃厚接触者として認定された際の対応を紹介します。

Aさんはデイサービスを利用しており、デイサービス利用後の2日後、デイサービスより利用者の一人にコロナ感染者(以後Bさん)がいらっしゃったとのことで、デイの職員・利用者間でコロナ濃厚接触者対応が必要になった事例です。

利用者 A様 状態

・利用者 A様 年齢88歳 要介護5 施設Aに入居中
・既往歴:COPD 軽度認知症
・ADL:車いす移動 ベッド上の動作は自分で可能 その他の動作については介助必要
  日中はベッド上で過ごされている。
・家族構成:身寄りいていない。後見人なし親族も居ていない。施設Aに入居中。
 身の回りことに関しては施設のサービス責任者O氏が間に入り対応を行っている。
・介護保険サービス デイサービス(2/週) 訪問介護(毎日)食事介助・排泄介助

コロナ濃厚接触者での対応時系列

日付デイ・利用者Bさん(コロナ陽性者)Aさん
12/1(火)利用者Bさん コロナ症状なく自宅で過ごされている
12/2(水)利用者さんが術前検査としてPCR検査を実施(症状無し) 
12/3(木)利用者Bさんディサービスご利用(午後からの半日ご利用 熱などなく無症状)Aさんと送迎車が同じであった
12/4(金)利用者BさんよりPCR検査陽性反応ありとデイサービスに報告あり。 
12/5(土)最寄り保健所より聞き取り及び指導。 スタッフ5名と同乗のご利用者様1名(Aさん)が、PCR検査対象 。上記6名は12月7日(月曜日)に、PCR検査実施となる。 保健所の指導のもと、ディサービスを閉所するまでには至らないとの判断。(デイサービスは緊急性・必要性がある方のみ受け入れを行う。)デイより連絡あり。最寄り保健所・医師に相談 ・かかりつけ医院に相談を行い 感染者対応をしてくださいとのこと。   訪問介護にて感染者対応で支援を行ってもらう。濃厚接触者定義に当てはまらないように介護支援を行っていく。 PCR検査はO氏が受診同席を行う。
12/7(月)職員 PCR検査  必要性ある方のみデイ利用対応との事。Aさん氏 PCR検査
12/8(火)検査結果 陰性検査結果 陰性
12/9(水)12/10より通常営業との報告あり。2週間は隔離対応  PCR検査の結果、陰性だった場合にも最終接触日から14日間は健康観察が必要

事例でのコロナ感染・コロナ濃厚接触者なった場合の問題点

コロナ濃厚接触者となった際問題点
  • 濃厚接触者に身寄りがいていない場合は誰がPCR検査へ連れていくのか?
  • 濃厚接触者となった場合、支援が行えない事業者がある。
  • PCR検査の結果、陰性だった場合にも最終接触日から14日間は健康観察が必要
今回のAさんのケースの場合

今回の事例に関してはAさんのPCR検査は入居施設の訪問介護が対応を行う形となり、主治医の指示の元、濃厚接触者の定義に基づいてケアを行っていく形となった。PCR検査結果陰性となるが、コロナの潜伏期間もある為、14日間の隔離対応(介護職員の感染者対策マニュアル)で訪問介護はケアを実施していく事となる。

デイサービスではPCR検査結果、デイサービス職員・コロナ陰性との判断の為、結果を受けた翌日から通常営業となる。

かかりつけ医・保険所からの指導

コロナ相談の目安
  1. 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合
  2. 重症化しやすい方(※)で、発熱や咳などの比較的軽い風邪症状がある場合。      ※高齢者、糖尿病・心不全・呼吸器疾患(COPD等)等の基礎疾患がある方。透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方
  3. 妊婦の方で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合

コロナ感染疑いの場合の相談先

熱が出た場合などにすぐに受診できるよう、保健所に相談する仕組みに加えかかりつけ医などの身近な医療機関に相談となります。(受診先の案内は保健所・かかりつけ医等からとなります)
夜間・休日やかかりつけ医がいない方などは、新型コロナ受診相談センター(保健所)へ相談してください。

  • 厚生労働省の電話相談窓口 電話番号 0120-565653(フリーダイヤル) 受付時間 9:00から 21:00 
  • 各都道府県の各保健所                       

濃厚接触者の定義

【濃厚接触者の定義】

濃厚接触かどうかを判断する上で重要な要素は

1.距離の近さと2.時間の長さです。必要な感染予防策をせずに手で触れること、または対面で互いに手を伸ばしたら届く距離(1m程度以内)で15分以上接触があった場合に濃厚接触者と考えられます。

 新型コロナウイルス感染者から、ウイルスがうつる可能性がある期間(発症2日前から入院等をした日まで)に接触のあった方々について、関係性、接触の程度などについて、保健所が調査(積極的疫学調査)を行い、個別に濃厚接触者に該当するかどうか判断します

(厚生労働省より)

ケアマネ福丸

時系列で医師に相談した時に、Aさんのケアに当たる際はできる限り濃厚接触者の定義に当てはまらないケアを行ってくださいとの事です。15分以内でケアを行い出来る限り対応時間を短縮しなさいとの指示とのことです。(※注意)かかりつけ医に相談を行い指示をもらってケアを行ってください。

コロナPCR検査時間(結果が出る日)

PCR検査場所は、保健所やかかりつけ医に指示に従い受けてもらい検査を受けた翌日には検査結果がわかります。

コロナ陰性と陽性での療養方法について

検査が陽性の方には、症状や、検査所見等を総合的に判断して、入院、宿泊療養、自宅療養のいずれかの対応をお願いすることになります。65歳を超えている高齢者に関しては基本は入院対応が望ましいとされております。(保健所の指示のもと対応となります。)

コロナ発生時の福祉事業 業務継続ガイドライン

厚生労働省ではコロナ発生の業務継続ガイドラインが発表されておりますので、事業所責任者の方は一度ご確認ください。介護サービスは、要介護者、家族等の生活を支える上で欠かせないものであり、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う緊急事態宣言下などの制限下であっても、感染防止対策等の徹底を前提とした継続的なサービスの提供が求められています。そのためには、業務継続に向けた計画の作成が重要であるため、施設・事業所内で新型コロナウイルス感染症が発生した場合の対応、それらを踏まえて平時から準備・検討しておくべきことを、介護サービス類型に応じた業務継続ガイドラインとして整理されております。

介護職員の感染マニュアル(厚生労働省)

コロナ濃厚接触者の対応の際に介護職員の対応を方法がマニュアル化されてますので参照してください。(厚生労働省 老健局より)

ケアマネ福丸

Aさんの濃厚接触者疑いの対応は、コロナ濃厚接触者の定義プラス介護職員感染マニュアル(訪問)に従い対応を行っているとのことです。

コロナ濃厚接触者での対応まとめ

コロナ濃厚接触者での対応まとめ
  • 濃厚接触者となった場合、最寄りの保健所かかかりつけ医に相談を行う
  • 各事業所は保健所・かかりつけ医での支持を受けPCR検査を実施
  • 事業運営については保健所の判断を受ける。
  • 濃厚接触者となった利用者の対応は、事業所の判断となる。事業所の中には濃厚接触者となった場合、感染拡大にならない為利用を中止となる事業所もある。
  • 家族など介護者がいてない場合は、ケアマネは受け入れ事業者を探すことや保健所とうに連絡を入れ対応を検討していく。(現段階では明確なガイドラインは無い)
  • PCR検査後、陰性だった場合にも最終接触日から14日間は健康観察が必要であり、感染者対策を行い、濃厚接触者の定義に当てはまらにようにケアを行う。(介護職員の感染者マニュアル参照)
  • 65歳を超えた高齢者がコロナ陽性陽性の場合は基本的には入院となるが、現在の病床や医療状況によって判断は保健所が行っている。
  • 在宅利用者の環境により対応方法やサービス自体が変わってくる為、保健所や主治医と相談を行いながら対応を行う形となる。