健康寿命とは
WHOが提唱した新しい指標で、平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間と定義されております。日本ではこの寝たきりの期間が欧米各国と比べても長く6年以上にわたります
WHOが提唱した新しい指標で、平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間と定義されております。日本ではこの寝たきりの期間が欧米各国と比べても長く6年以上にわたります。厚生労働省の掲げる「健康日本21」でもこの「健康寿命の延伸」を目的に種々の施策がなされています。例えると、100歳の寿命があるとして病気や後遺症により介護になった期間が20年だとすると健康寿命は80年までということです。
健康寿命の延ばし方
健康寿命を延ばすためには生活習慣病予防を図りましょう!健康で日常生活を支障なく送ることのできる期間を延ばす為にはまずは、2つの基本の習慣を持ってください!
①全身の筋力運動を行っていきましょう!

高齢になってくると筋力低下が起こります。この筋力低下というのは若い頃考えている筋肉だけではありません。噛む筋力(咀嚼筋)や飲み込む力(嚥下能力)など体のエネルギーのパイプラインともいえる筋力が衰えていくのです。口から栄養をとる力がなければ筋肉を作ることもできません。全身の筋力運動とは口や足・体幹など基礎となる筋力維持を図ることなのです。難しく考えず生活習慣の中に運動を取り組んでいく事が大切です。
(フレイル予防!生活の中で筋肉トレーニング)
②栄養バランスの取れた食生活を送りましょう!

低栄養の高齢者は加齢とともに筋肉量や骨量は減少していきます。筋肉量の減少により、歩行の際にふらつきや転倒する可能性も高くなり、最悪転倒し骨折し寝たきり状態になるということもおこるのです。また、栄養不足の状態が続くと血液中のアルブミンなどのたんぱく質が減っていきます。それにより免疫機能が低下し、感染症を引き起こしやすくなり病状の悪化に繋がる可能性が高くなるのです。低栄養のリスクを理解し栄養バランスの取れた食生活を送ることが健康寿命を延ばす第一歩になるのです。
(シニア向け宅配ごはんの選び方)
時代と共に変化するシニアの役割

少し昔のシニア時代では、隠居生活されている方がたくさんいらっしゃりました。しかし今は団塊の世代の方が65歳を超え世代・時代と共に考え方が変わってきております。シニア世代の知識や経験など今の若い世代にも負けない強みであり、高齢期ならではの強みを活かし社会貢献していくことが、社会の中でのシニアの役割になりつつあります。
社会の役割・シニアのお仕事
今では国民年金の老齢基礎年金は65歳から受給が開始ですが、近い将来は70歳からなどとう話も出てきております。その中で年金などをうまく活用しながら無理のないシニアの仕事を行って老後の生活を豊かにするのも一つの方法なのです。
シニアの仕事は単純作業から企業される方など様々です。夢がない体に鞭を打ってこれ以上仕事をしたくないと思い込まず、自分の小遣いを稼ぎたい・孫と一緒に美味しい物を食べたいなど、小さな楽しみを頂きつつまずは、求人広告などを見て検討をしてはいかがでしょうか?(シニアの求人検索)
年金受給からも考えるシニアのワークプラン

シニアのワークプランを考える上で年金受給の年齢は、必須となります。老齢厚生年金は、厚生年金に加入していた人が老齢基礎年金を受けられるようになった時に、65歳から支給されます。しかし、厚生年金の加入期間が1年以上あり、老齢基礎年金の受給資格期間を満たしていれば、60歳から64歳までいわゆる特別支給の老齢厚生年金が受けられます。つまり年金を早期の年金支給を希望すれば60歳から支給は可能です。
今のシニアの60歳の平均的な状態としては健康的であり、まだまだ現役の方とも違いはないはずです。シニアのワークプランを考える際に年金の繰り下げ・繰り上げが可能です。65歳で請求せずに66歳以降70歳までの間で申し出た時から繰下げて請求できるのです。自身の体力や余生をどう送っていくかをイメージして年金受給と共にシニアのワークプランを検討してみて下さい。
家庭内・シニアの役割
家庭内でのシニアの役割を持って頂くことも大切です。これは今も昔も変わりありません。家族を大切にし、家族為に何ができるかを考えて頂くことこれがシニアの役割です。そうすることで人生で行える役割を明確にすることができ今何をやるべきかと自分の希望や相手への願望が明確になるのです。(家族の為に終活の準備!)
いつか来る自分の終着点を見越しての生前整理

いつか来る自分の終着点を考えると残る家族ことを考えることはシニアとしてとても重要な役割となってきます。自分がいなくなった後、何が残っているということから整理を始めてみるのもいいことです。たとえば、自分の大切な物をどうするか?いるものか?いらないものか?っという単純な整理でかまいません。少しづつ生前整理を行ってみて下さい。生前整理をなぜおすすめするというとシニア自身が体調不良などによりゆとりがなくなると正常な判断ができなくなる可能性が高いからなのです。
若者、高齢者と関係なく気持ちのゆとりが無い時は、相手に対しての労わる気持ちが少なくなってしまいます。愛情を持つ家族の為、自分の身体や気持ちにゆとりがある時に生前整理をはじめておきそれを家族に託していく事が愛情の印となることは間違いないでしょう。
役割をもつ意味は!?認知症予防になる!
社会での役割・家族での役割などこれらの役割をもつことは認知症予防になるのです。65歳まで仕事一筋で仕事をバリバリこなしてきた方が、定年退職し自宅ですることもなく過ごしていると認知症になっていたという話はよくある話なのです。認知症を予防する為にも役割をもつことが重要です。役割をもつことは生きがいを持つことに繋がっていきます。つまり生きがいをもつことが認知症を予防していくのです。(生きがいづくりの趣味活動)
超高齢化社会の中でのシニアの役割まとめ
①60歳を越えてもまだまだ現役には負けません!社会はシニアの知識・技術が必要です。
②家族の為、シニアだからこそできることを考える!
③年金受給からシニアワークプランの検討を!
④自分の終着点の為に生前整理を行ってみる。
⑤役割を持つことで認知症予防になる!