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高齢者の低栄養状態って何?
低栄養とは健康な体を維持し活動するために必要な栄養素が足りない状態です。現在、在宅療養高齢者の7割が低栄養及び低栄養の恐れありと報告されてます。
※在宅療養高齢者とは65歳以上の方で「訪問診療」「訪問歯科」「訪問栄養指導」を受けている者を指します。
管理栄養士の相談タイミング
高齢者の方が、栄養士に相談するタイミングとして以下の状態変化があった場合はご相談ください。
- 最近1日3食食べられない。痩せて腹が緩くなった。噛むがしんどくて肉や魚はほしくない。飯よりお粥が食べやすい。
- 最近6カ月間に体重が2キロから3キログラム以上減少
- アルブミン値が3.5グラム未満(血清アルブミンは血液の主要なタンパク質で栄養状態を見る指標となります)
- BMIが18.5未満 BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
管理栄養士による指導(居宅療養管理指導)ってなに?
管理栄養士による居宅療養管理指導の内容
通院または通所が困難な利用者を対象する訪問栄養指導。
医師の指示に基づき下記の疾患を改善するために栄養管理に関する情報提供や指導助言を行う。
低栄養状態・経管栄養・嚥下困難・貧血高血圧・腎臓病・糖尿病・肝臓病・膵臓病・脂質異常症・痛風・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・クローン病・潰瘍性大腸炎など
管理栄養士による居宅療養管理指導の費用
- 区分支給限度額枠外の介護保険サービス・1回30分以上の指導を月2回まで利用可能
- 単一建物住居者1人に対して行う場合・・・539単位
- 単一建物居住者2人以上9人以下に対して行う場合・・・485単位
- それ以外の場合・・・・444単位
ケアマネ福丸
原則として、1ヶ月に2回の訪問で、安心して食生活を送れるようになるまでお手伝いします。3ヶ月くらいの短期のご利用から、数年間という長期のご利用の方まで様々です。
管理栄養士による指導を受けるにはどうしたらいいの?
ケアマネジャーや主治医から居宅療養管理指導の助言を受けるパターンと家族・本人から依頼をけるパターンがあります。基本的な流れは下記の順番になります。
- 本人・家族が栄養管理の必要性を説明し同意を得る。(家族・本人)
- 制度概要を説明し同意を得る。(ケアマネ・主治医から説明)
- 指導が可能な事業所の確認 (ケアマネ)
- 主治医へ指示書記入を依頼 (ケアマネ)
- 主治医より指示書の送付 (主治医)
- 居宅療養管理指導事業所との契約・指導の実施 (管理栄養士)
- ケアマネ・主治医等関係機関に指導内容・状況の報告(管理栄養士)
具体的などんな相談になるの?
主な居宅療養管理指導のケース
- 退院後、どのように食事管理をすればいいかわからない
- 食事管理が上手くいかず、病状や身体の機能が悪化している
- ヘルパーさんに治療食や介護食作りをお願いしたい
- 栄養が足りているか、偏っていないか心配
- 食べる量が減り、身体が弱ってきた、体重が減ってきた
次のような症状は、栄養や食事の工夫によって改善する場合が多くみられます。
- 床ずれができてしまった
- 食べたり、飲んだりするとすぐムセる
- 食べたがらない、飲みたがらない
- 脱水症状や肺炎で入退院を繰り返している
- むくみがひどい
- 排便がうまくいかない(下痢・便秘) など
居宅療養管理指導の内容
- 食事摂取量と栄養状態のチェック
- 調理指導、買い物指導
- ヘルパーさんへの指導
- 状態に合わせた食事内容、形態などの指導
- 栄養補助食品、介護用食品、介護食器等の紹介
- 食生活プラン(プログラム)の作成
- その他、食事療養生活に関る様々な相談
居宅療養管理指導の管理栄養士のまとめ
管理栄養士による居宅管理指導とは
・高齢者の方が低栄養にならない様に指導を行う。
・病状・症状を確認し栄養面での改善を行ってくれる
・栄養指導だけではなく調理方法なども教えてくれる。
・介護保険サービスとなり、1か月2回の訪問で短期から長期にかけて対応してくれる。
・主治医の指示書のもとに管理栄養指導を行う。
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