シニア便利サービス

【訪問看護】医療と介護をつなぎ支える!医療保険・介護保険での訪問看護サービスとは!

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訪問介護とは

訪問看護とは、療養される本人や介護・療養を支える家族が安心して過ごしていただくために病気や障害があっても生き生きと住み慣れた自宅で暮らして頂く為、主治医の指示のもと医療面での支援を実施していきます。

看護師による訪問看護の役割

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看護師がご自宅等訪問し在宅療養をより快適に過ごすための健康管理やアドバイス、看護ケア・医療的処置、リハビリテーション、緊急時の対応等、医療面での支援を実施して頂けます。

訪問看護ステーションでリハビリを依頼できる

理学療法士作業療法士言語聴覚士のいる訪問看護ステーションではより専門的なリハビリテーションを行っています。

専門分野での訪問看護事業所

小児訪問看護・精神科訪問看護・難病看護・緩和ケア・HIV等の感染症看護など小児から高齢者まで各地で多くの訪問看護ステーションが活動されております。

緊急時の訪問看護

高齢者が病気をもちながら一人で生活をされていたり、急変が起こった際にどう対応したらいいのか分からないなど高齢者の方は不安をもっておられます。その際、訪問看護での緊急時訪問看護加算を設定して頂くと24時間緊急時の相談対応や状況に合わせての訪問を看護師が行ってくれます。

訪問看護を利用するにはどうすればいい?

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訪問看護を利用するには主治医の指示書が必要です。また、介護保険の訪問看護利用時はケアマネージャーが作成するケアプランに位置づけられる必要性があります。その為、利用の際はケアマネジャーに連絡を入れ主治医と相談・訪問看護への依頼、ケアプラン作成となり利用を開始することができます。以上の一連の作業はケアマネジャーに相談してもらえば作業して頂けます。

保険適用ができるのですか

介護保険や健康保険で訪問看護を利用できます。介護保険を認定を受けている方は特殊な状態以外は、介護保険が優先されます。

入退院時の支援と外泊時の看護

入院中でも多くの訪問看護ステーションでは訪問看護師の病院にお伺いし医師・看護師・ケアマネジャーと共に退院後の生活に向けた話し合いに参加します。(退院前カンファレンス)

状態によっては退院時の訪問看護や外泊中の訪問看護も可能です。

医療と介護保険の訪問看護をうまく利用する!

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入院中に介護保険を申請して、要介護度の結果は平均31日かかると言われています。入院時に介護保険を申請を行っておけば、介護保険は申請時の日付から適用となります。つまり医療ニーズがあるのであれば暫定プランをケアマネジャーに作成してもらい、介護認定が間に合っていな状態であっても訪問看護利用することができます。

また、介護申請などを行ていなくても、医師による特別訪問看護指示書を発行することで医療保険での訪問看護を退院直後から利用することも可能です。

地域包括ケアシステムと訪問看護

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地域包括ケアシステムとは病気や障害により看護介護が必要になった方々が住み慣れた地域で暮らし続けられるように医療・介護・介護予防・生活支援予防の5つのサービスを住民や行政、病院など多職種によるサービスが連携して一体的に受けられる支援体制のことです。乳児から高齢者まで医療や介護が必要になっても地域で暮らし続けることができる仕組みをみんなで作っていく時代がきてます。その中でも訪問看護は医療と介護をつなぎ支える重要な役割を持っています。

訪問看護の多様な利用方法

特別養護老人ホームや在宅型有料老人ホームサービス付き高齢者住宅・グループホームなどでも病状に応じて利用することが可能です。

おばあさん

在宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅への訪問看護は可能ですか?

ケアマネ福丸

医療保険・介護保険両方の訪問看護は可能です。

おじいさん

わしは、有料老人に住んでるのじゃが有料老人ホームへの訪問看護は可能かの?

ケアマネ福丸

厚生労働大臣の定める疾病等に該当される方や急性増悪等による特別訪問看護指示書が交付された場合には、医療保険による訪問看護が利用できます。ただ特定施設に指定されている有料老人ホームには介護保険で訪問することができません。

介護士さん

特別養護老人ホームに入居されている方と短期入所生活介護(ショートステイ)を受けている方への訪問看護は可能ですか?

ケアマネ福丸

末期の悪性腫瘍の利用者に限り医療保険での訪問ができます。

訪問看護の具体的なサービス内容

病状・障がいの観察と看護
  1. 心身状態の観察
  2. 異常の早期発見
  3. 疾病予防や健康管理
療養生活の指導
  1. 食事排泄運動など
  2. 療養生活上の助言
  3. 日常生活のリズム
療養生活上の必要な看護援助

☆清拭・洗髪・入浴介助・陰部洗浄などの清潔ケア

皮膚を清潔に保つ・心身の状態・皮膚トラブルや関節の動きなどの観察。医師と連携のもとでの必要な処置

☆食事・水分・栄養摂取の管理とケア

脱水・栄養障害・誤嚥などのトラブル予防のため適切な助言援助。胃ろうなどの経管栄養の管理

☆排泄管理とケア

排泄コントロール(服薬指導や浣腸・敵便など)。排泄に伴うトラブルへの対処・ストーマ(人工肛門・人工膀胱)のパウチ交換や皮膚トラブルの為の適切な処置や助言・指導

リハビリテーション

要介護の悪化防止・機能訓練など医療と生活の視点から行うリハビリ

PT(理学療法士) OT(作業療法士) ST(言語聴覚士)が在籍する事業所もあり専門的なリハビリを実施可能。

褥瘡や創傷の処置・予防
  1. 定期的な観察評価
  2. 医師の指示に基づいた処置
  3. 褥瘡予防の相談や助言
医療機器の管理・操作援助・指導
  1. カテーテル・在宅酸素・人工呼吸器・在宅中心静脈栄養・ストーマ・吸入・吸引・気管カニューレ・腹膜透析の管理
  2. 医療機器の使用法・管理上の相談と助言
  3. 緊急時の対応・相談助言
診療補助の業務

医師と密に連携を図り、安全性を確認した上での点滴など適切な処置

服薬確認
  • 薬の効果確認
  • 服薬に関する助言
  • 副作用の観察
ターミナルケア
  • 緩和ケア(痛み・倦怠感)を目的とした看護
  • 精神的な支援
  • 緊急時の対応
緊急対応制
  • 緊急時は、24時間体制で柤談。
  • 必要時は訪問看護師が自宅にお伺いします。(緊急時対応加算適応必要)
家族の支援
  • 家族の介護負担の軽減
  • 安全で安楽な介護・看護の助言・指導
精神疾患の方への看護
  • 対応方法・コミュニケーションの助言
  • 日常生活リズムの調整や管理への助言
  • 社会資源活用の助言
退院支援・外泊中の看護
  • 入院中に病院医師や看護師との直接の協議、申し送り
  • 退院日や外泊時に、訪問看護師が自宅へ訪問し、安全な安心な療養生活の支援