介護保険サービス

通ってリハビリ!通所リハビリテーション(デイケア)とは

通所リハビリテーションとは

りはびり

デイケアセンター(通称デイケア)とは、介護保険での要支援・要介護の認定を受けた方を対象に、デイケアセンターへ通所しもらい専門的なリハビリテーションを計画的に受けてもらう介護保険サービスとなっております。

通所リハビリテーションの対象者

介護保険認定を受けた要支援~要介護5までの方を対象にサービス支援を行っております。利用する際はケアマネージャーが作成するケアプランに通所リハビリテーションを載せておく必要性があります。利用する際は担当のケアマネージャーにご相談して下さい。

ほとんどの事業所は通所リハビリテーションの体験利用を実施しておりますので初回は体験利用の旨をお伝えし利用し良ければ契約し利用していく形がスムーズです。

施設の設備について

通所リハビリテーション(デイケア)は事業所により規模や設備が違っております。リハビリの機材なども様々ですので見学や体験利用を活用することで確認することが出来ます。

また、理学療法士や作業療法士・言語聴覚士など配置されいる人数も違ってきますので自分に合う専門職がいるのか確認は必要です。

通所リハビリテーション(デイケア)の流れ

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一般的な一日型の6~7時間提供の通所リハビリテーションの流れは

送迎→健康チェック(血圧・検温)・入浴・リハビリテーション・→(昼食)→コミュニケーション→リハビリテーション・健康チェック→送迎といった流れです。

通所リハビリテーションは半日型や一日型の通所リハビリテーションがあり希望にあった事業所を選ぶことが出来ます。

注意点として:介護保険でのデイケア利用は原則一事業所のみとなっております。例外としては認められる場合は、一つの事業所では歩行訓練・2つめの事業所では言語訓練などリハビリ内容が異なり根拠が明確な場合のみ二つの事業所で利用することが出来ます。

専門的リハビリテーションとは

作業療法士・理学療法士・言語聴覚士などのセラピストがリハビリテーションをおこなってくれることをさしております。

作業療法士:日常生活を送るための応用的動作のリハビリテーションを行います。応用動作とは「食事を行う」「顔を洗う」「料理を行う」「字を書く」等の生活動作になります。生活動作に対してのリハビリを専門的に行うことを作業療法といわれるものになります。

理学療法士:歩く、立ち上がる、起き上がる、寝返る、など基本となる体の動作のリハビリテーションを実施してくれます。

脳梗塞後や事故後のリハビリなどの歩行訓練、ベッドから起き上がる動作の訓練などのリハビリテーションなどは理学療法といわれるものになります。

理学療法士は機能の回復を図るだけではなく、「健康を維持する」「悪化を予防する」事などを目的として維持期のリハビリテーションとしても実施し活躍しております。

言語聴覚士:話す・食べる・聞くといった動作障害持った方に対してリハビリテーションを実施していくことを言語療法と言われております。

例として脳梗塞などの後遺症で失語症・構音障害となった方に対してリハビリを実施してくれます。また、食べる嚥下障害といった飲み込む力や噛む力が無い方、に対してもリハビリを実施してくれます。

通所リハビリテーションでの入浴

通所リハビリテーションでも事業所によって入浴支援を実施しております。機械浴・一般浴と環境も整備されており、ケアワーカー(介護福祉士・初任者研修資格所得者)が入浴援助を行ってくれます。

デイケアセンターの費用についてい

デイケアセンターの費用については介護度・事業所の加算・規模・利用時間によって費用が違ってきます。

ケアマネ福丸

費用目安の見方として、例えば448単位であれば

448単位×10円=4480円 1割負担であれば448円となります。(※地域によって1単位の単価が違います。)

 通常規模 病院又は診療所

 要介護1要介護2要介護3要介護4要介護5
 1時間以上2時間未満329単位358単位388単位417単位448単位
 2時間以上3時間未満343単位398単位455単位510単位566単位
3時間以上4時間未満444単位520単位596単位693単位789単位
4時間以上5時間未満508単位595単位681単位791単位900単位
5時間以上6時間未満576単位688単位799単位930単位1,060単位
6時間以上7時間未満667単位797単位924単位1,076単位1,225単位
 7時間以上8時間未満712単位849単位988単位1,151単位1,310単位

通常規模 介護老人保健施設の場合

 要介護1要介護2要介護3要介護4要介護5
1時間以上2時間未満329単位358単位388単位417単位448単位
2時間以上3時間未満343単位398単位455単位510単位566単位
3時間以上4時間未満444単位520単位596単位693単位789単位
4時間以上5時間未満508単位595単位681単位791単位900単位
5時間以上6時間未満576単位688単位799単位930単位1,060単位
6時間以上7時間未満667単位797単位924単位1,076単位1,225単位
7時間以上8時間未満712単位849単位988単位1,151単位1,310単位

通常規模 介護医療院の場合

 要介護1要介護2要介護3要介護4要介護5
1時間以上2時間未満329単位358単位388単位417単位448単位
2時間以上3時間未満343単位398単位455単位510単位566単位
3時間以上4時間未満444単位520単位596単位693単位789単位
4時間以上5時間未満508単位595単位681単位791単位900単位
5時間以上6時間未満576単位688単位799単位930単位1,060単位
6時間以上7時間未満667単位797単位924単位1,076単位1,225単位
7時間以上8時間未満712単位849単位988単位1,151単位1,310単位

デイサービスとデイケアの違い

大きな違いは専門職によるリハビリテーションを実施していく形が大きな違いになります。脳梗塞の退院後リハビリを行っていく、介護予防を図っていく、歩行能力を維持していきたいなどのリハビリを行っていきたいと思う意向に合わせる形のサービスとなりますので。デイサービスではリハビリは主にケアワーカーなどによる生活リハビリや全体の体操など行う形になります。

通所リハビリテーション(デイケア)のまとめ

通所リハビリテーションのまとめ

専門職(PT・OT・ST等)によるリハビリテーションを実施してくれる。要支援から要介護まで介護保険認定を受けていれば利用できる。利用する場合 原則一つの事業所でのリハビリテーションを実施となる。

費用は1回利用につき、平均1500円前後(6~7時間提供、入浴、食事有の場合) ケアプランに計画した分、利用回数を決定する(利用回数の制限はない)

事業所によっては半日型でのリハビリを実施している事業所もある。